同じく sourceforge から boost の 1.41.0 を落としてきます。
前回同様、bjam という、
「make の仲間なのに class とかオブジェクト指向」
というキモいツールをビルドします。
> cd tools\jam\src > build.bat > copy bin.ntx86\bjam.exe ..\..\..
バッチファイルを叩けば勝手に処理系とか検出してやってくれるあたりが楽ちん。
最後に配布物を展開したディレクトリにコピーします。
次、ビルドオプションを変更します。boost\tools\build\v2\user-config.jam に以下を追加します。
using msvc : 8.0 ; using stlport : 5.2 : C:\\...\\STLport\\stlport : C:\\...\\STLport\\lib ;
¥マークは2個書くことや、msvc の設定は前回と同じですが、
STLport のインクルードパスとライブラリパスの区切りに : が必要になっていることに注意。
最後に、bjam を叩けばコンパイルが始まります。
> bjam.exe --toolset=msvc-8.0 --prefix=C:\...\Boost --build-type=complete stdlib=stlport-5.2 --without-python install
このとき、--build-type=complete を指定しないと、コンパイル結果がいろいろ足りなくて困ります。
ほかは前回と変わりません。
ここらで take a coffee break.
1時間ほど経つと、prefix で指定したディレクトリ以下に include と lib が増えているので
を追加しておきます。
これで STLport + boost の環境の完成。
let's enjoy `boost' life.