自宅のネットワークがめちゃくちゃ不安定で、まともに仕事ができなかったので真面目に調査して対応した話。
結論から言うと、NTT からレンタルの PR-600KI がアレという所に着地したんですけどね。 ただそこにたどり着くまでにいろいろなトラップにハマって延々半年以上かかってやっとこさ安定したのです。
最終的な対応策
- PR-600KI と ELECOM ハブの間に Aterm の無線ルータを挟む
- PR-600KI の Wi-Fi を無効化
- 代わりに Aterm の無線ルータに Wi-Fi 親機の仕事を押し付ける
- さらに PR-600KI を適当なファンで冷却する
これだけやって完全に安定したネットワークになりました。ゼェゼェハァハァ
あとは、安定度を測定するために ping を送るとき、分母を時間にするのを諦めて -c
で回数を指定しましょうというバッドノウハウを得ました。
なお、サポートに連絡して PR-600KI を新品に交換してもらいましたが、今回は効果なかったです残念。
いろいろな不具合
そこにたどり着くまでにいろいろな罠を踏んだのですよ。
- ELECOM のハブと PR-600KI を 1000Base で直結すると頻繁に link down する
- サーバに使ってる Intel 製 NIC 82574L という超化石は 100Base で動かすと不安定っぽい
- これもなんか頻繁に link down したりします。ドウシテ……
- 1000Base だと問題ないだよねぇ……逆にナンデ??
- PR-600KI は Wi-Fi 親機にすると熱暴走が加速する
- というか Wi-Fi アダプタがめっちゃ熱い。発熱すげぇ。
- ファンで冷やしてもこれじゃ足りない様子(変わらず link down する)だった……
- とはいえ別に Wi-Fi を無効化して運用してもやっぱり熱暴走する
- いや……あの……ファン必須なのこの子……??
- 82574L には TSO 関連の errata がある
- ping を途中で止めると最後のパケットが drop 扱いになるタイミングがある
- 詳しくは別記事にしました。冷静に考えればまぁ仕方ない仕様ではあるが……?
- PR-600KI とハブを直結すると数日に 1 回くらい link down が発生する
他にもなんか疑わしい謎挙動とかいろいろあったけど、結論として問題なのはこのあたりに集約されそう。
なんかルータとハブを同時にコールドスタートすると若干安定する??とか、PR-600KI 宛に ping を送ると急激に不安定になるっぽい??とか、PR-600KI の下流ポートは場所によって安定度が違う??とか、ケーブルによって安定度が違う??などなど……
よくわからない変な挙動でしたが、一応安定したのでこれでいいかなって。静電気とかノイズとかいろいろ影響してそうだけれども、Aterm 挟んで解決するならそれでいっか…みたいな気持ちで解決したことにしました。
ちなみに、Mauknci とかいうメーカーのファンが静かで常時稼働させるにはよかったです。 Amazon で適当にポチりました。