まず、STLport の最新版 5.2.1 を sourceforge から落とします。
デフォルトの allocator はメモリプールを解放してくれないので、
VC のメモリリーク検出が誤動作しないように通常の new 演算子を使うようにします。
#define _STLP_LEAKS_PEDANTIC 1 #define _STLP_USE_NEWALLOC 1
この2つを有効にするだけですが、
STLport のコンパイルを行う前にやっておかないと、
この設定が iostream 関係のライブラリに反映されないので注意。
それと、unit test のモジュールで一部文字化けがあります。
test/unit/ctype_facets_test.cpp
で化けてる部分を 0xE7 に書き換えます。
詳しくはここで。http://qos.mine.nu/2009/10/stlport-521vs2008.html
あとは普通にコンパイルしますが、以前と異なる点は configure の引数。
処理系の指定で -c を使わなくなりました。ほかは同じ。
> configure msvc8 > cd build\lib > nmake clean install
こんな順番でキーをぱちぱち叩くとコンパイルされます。
ついでにユニットテストも通しましょう。
> cd build\test\unit > nmake clean install > cd ..\..\..\bin > stl_unit_test > stl_unit_testd > stl_unit_teststld
なんか3つほど fail したけどまぁいいや。
この時点で、最初の配布物を展開したディレクトリに bin と lib が増えているので、
をそれぞれ追加しておきます。